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今回はパイプカットに関してご説明致します。

パイプカットは陰嚢の左右に1センチ程度の切開を加えて精巣にいく動脈や静脈を傷付けないように精管のみを引き出します。

精管は切断した後に折り曲げるように絹糸で結び精子が通過できないように処理します。

止血をしっかり行い、陰嚢の皮膚を縫合して手術は終了です。当院ではこの際に吸収される糸で縫うため基本的に抜糸は不要です。

下記、よくあるご質問、疑問点への回答です。

・精子が含まれませんが、精液は出ます

・射精感の低下、感度には影響しません

・男性ホルモンには影響しません

・性欲減退や勃起不全が生じることはありません

注意点としては、一度パイプカットを行うと再度精管を繋ぎ合わせる手術は困難になります。熟考の上、手術ご検討ください。

ご興味のある方は、術式の詳しい話を聞くだけでも構いませんので、泌尿器科もしくは男性外来をご予約の上、ご来院下さい。